アポ獲得代行を探すと、まず出てくるのは「おすすめ10選」や「比較ランキング」です。候補を知るには便利ですが、その順位が何で決まっているかを知らずに読むと、判断を誤ります。
ここでは、比較記事とランキングがどう作られているかを整理します。特定の会社を評価するものではなく、読み方の話です。
1. ランキングの順位は、多くの場合「品質」ではない
順位の根拠は媒体によって違いますが、明記されている例を見てみます。BOXILのテレアポ代行会社ランキングには、こう書かれています。
資料請求数とは、有料掲載頂いている企業様のサービスを対象に、実際に資料請求情報が企業様へ提供された件数をいいます。
つまりこの順位は「有料掲載しているサービスの中での、資料請求の多さ」です。根拠を明示している点で誠実な部類ですが、読み替えると次のようになります。
- 有料掲載していない会社は、そもそも順位に入らない
- 資料請求が多い = 知名度や広告量が大きい
- 資料請求が多い = アポの質が高い、ではない
根拠が書かれていないランキングも多くあります。その場合は「何の順位なのか分からない」と考えて読むのが安全です。
2. 「おすすめ10選」を書いているのは誰か
この種の記事は、大きく2つに分かれます。
| 書き手 | 強み | 読むときの注意 |
|---|---|---|
| 比較メディア | 横並びで揃っている | 掲載の有無が広告出稿に左右されることがある |
| 同業の会社 | 比較軸が実務的で的確 | 自社が上位に入っていることが多い |
後者は珍しいことではありません。実際、営業支援の会社が自社メディアで「おすすめ10社」を書いている例は多くあります。悪いというより、そういう構造だと分かって読めばよいという話です。
この記事もアポ獲得代行を提供している会社が書いています。だからこそ、順位ではなく読み方だけを書いています。
3. 比較表から抜け落ちやすい3項目
料金・最低発注数・対応業種は、どの比較表にも載ります。一方で、実際の支払額と成果を左右するのに載らない項目があります。
- 無効アポ(空アポ)の定義 ― 相手が来なかった商談は請求されるのか。何をもって無効とするのか。空アポとは何かで整理しています
- 課金のタイミング ― アポが確定した時点か、商談が実施された時点か。同じ「1件3万円」でも、発注側のリスクがまったく違います
- リストの出所 ― どこから集めたリストか。説明できないリストは、後から止まる可能性があります。営業リストの購入は何に注意すべきかで扱っています
この3つは比較表では埋まりません。各社に同じ質問を投げて、返ってきた答えを並べるのが唯一の方法です。
4. 自分で比較するときの進め方
比較記事は候補を知るために使い、判断はヒアリングで行うのが現実的です。順番はこうなります。
- 比較記事で候補を3〜5社に絞る(この段階では順位を気にしない)
- 同じ条件(業種・規模・地域・役職・商材)を全社に同じ文面で投げる
- 返ってきた答えを、上の3項目を含めて並べる
- 答えられない項目がある会社は、その理由を聞く
2で条件を揃えるのが要点です。条件がばらばらだと、返ってきた見積もりも比較できません。何を聞くべきかはアポ獲得代行の選び方 ― 見積前に必ず聞く7つの質問にまとめています。
まとめ
- ランキングの順位は、資料請求数など品質以外の指標で決まっていることがある。根拠の記載を確認する
- 「おすすめ◯選」は誰が書いたかを見てから内容を判断する
- 比較表には無効アポの定義・課金タイミング・リストの出所が載らない。ここが実際の支払額を決める
- 比較記事は候補集めに使い、判断は同じ条件を投げた回答で行う